更年期=change of lifeとホルモン補充

更年期を英語では、change of lifeというのです。これは婉曲的な表現なんですって。
日本人がうっかり「人生を、変えるんだ!」という決意のつもりで change of life!って、にぎりこぶしを握って叫ぼうもんなら、それはコウネンキ!って叫んでることになります。

更年期は英語でchangeと表現されるとおり変化する時期のことですから、しかるべき期間限定の状態です。日本産科婦人科学会では「閉経の前後5年間(あわせて10年間)」を更年期としています。なかでも、ホルモン分泌が急激に変動するのは閉経の前後2年間。この4年間が更年期のコアタイムと呼ぶべき時期です。
コアタイムには、ほてりや発汗など自律神経症状が出ることがあります。全然ない人もたくさんいらっしゃいます。この症状は数年でなくなっていきますし、別にこわくありません。
女性ホルモンが減ると、脂質代謝や骨代謝に影響が出ます。これには何も症状がないので自覚しませんが骨は減りコレステロールは上がります。閉経後まだ長いのに、健康で長生きしたいのに、困るなあ。
人間の寿命は延びました。卵巣の寿命はとても追いつけません。そこを、ちょこっとでも補えるようにと行うのがホルモン補充の立ち位置でしょう。

明子ウェルネス・クリニック

486-0916 愛知県春日井市八光町3-35 電話 0568-31-4358 院長 医師・医学博士 小栗明子