在宅の日々。外出自粛で数週間すぎるころから増えてきたのが、外陰のかゆみ痛み症状で受診なさる患者さんです。

ちょっとしたことならがまんして過ごせますが、来院なさるということは、お困りになっているということです!ちょっとしたかゆさではないということ。


ただ、実際に診察してみると、たいへんな炎症を起こしているということは少ないのです。日々の過ごし方にちょっと気をつけるだけです。

締めつけない衣服、蒸れない衣服を着ることです。

具体的には、スカートです。Gパンやガードルではなくてスカート。当院に長く通院なさっている患者さんは、私がなんていうか(ズボンをやめてスカートをはきましょう、って言うこと)もうご存じですから、私がこう言うと「やっぱりね」という表情をなさいます!

(小栗明子 絵と文)

ろう者である映画監督、今村彩子さんの作品。

ろう者であり、かつLGBTである5人のドキュメンタリー。

人生を充実して生きるために性的自己決定権が確保されることが、どれほど重要か。そして、それが叶ったときどんなに幸せか。

...ということがわかります。

タイトル「11歳の君へ」というのは、ひとを好きになる年齢の平均が11歳であるということから だそうです。

今村監督のトークつき上映会で観て、感動してDVDを買ってきました。色々なひとにみてほしいです。DVD は3500円です。

さらに、今村監督が素晴らしいことに 手話と字幕でHIV/エイズ予防の動画を作りました。それを無料で、許可不要で観て良いのだそうです。映画チラシの右下にあるQRコードで、そのサイトへ行くことができますので あわせてご紹介します。

ダウンロードして使用するのも、無許可でよいそうなんです!!

スタジオアヤ 今村彩子(いまむら あやこ)


(小栗明子)

とってもお勧めの本。

おうちで話せるために必要なのは、もちろん正しい知識

そして一人の大人として、自分の考えを語れること。

村瀬幸浩さんは名古屋出身でとてもわかりやすい話をなさいます。多数の著書あり。私は性教育活動で村瀬さんと何回もお会いし、ひととなりを存じ上げています。

すばらしい教育者だと思います。

この本には村瀬さんがウサギの姿で登場されます。

自信をもって自分の考えを語るという場面は性に関することだけではないと思うんです。

部活のことや職場で仕事のこと、後輩がとまどっていたり何か聞かれたりするシチュエーションがありますよね。そういうとき、いち先輩として後輩に、きちんと向き合って話をする必要が出てくると思うし、そういう力があったほうがいい。性についても同じことであると私(小栗)は思うのです。

性は生、生きることそのものです。


↓こちらは、2004年8月、第二回アジア性教育検討会(於 台湾)に参加したときのものです。とっても、学びの多い旅でした。

村瀬幸浩先生と私(小栗)のツーショットです。上の本、「おうち性教育」に登場する村瀬先生はなぜかうさぎの姿なのですが、眉毛や目元の雰囲気がものすごく良く出ていて、マンガ家さんすごいな、と思いました。

(小栗明子)

いま話題の映画をみてきました。

少しですが...ネタバレありますのでご注意ください



余貴美子さん演じる女性首相  (女優さんの似顔絵には、なっておりません イメージですね)

10年後の日本、”AIのぞみ”はすごいですが、女性が首相だなんて素晴らしい!個人的にはこちらに感動しました。

貫禄あり毅然とした女性首相。物語のはじめのほうでお亡くなりになってしまうので残念でした。


how to draw

映画館でもらったパンフをみて描きました 家にある道具 紙、鉛筆、筆ペン

彩色はいたってアナログ パソコンかタブレットでできるように、なりたいものです

そうだ...もし、よかったら、塗り絵(彩色)ご自由にどうぞ。

(小栗明子 絵と文)

きのう届いた雑誌 "We" ...横浜にある ”スペースナナ”というNPOが発行しています。

スペースナナとは? ← リンクをはりましたので、どうぞ、チェックしてください

写真は、雑誌Weと、添付されてくるチラシです。


私は以前からWeを購読しています。なぜなら人権感覚をみがき、性教育に役立てることができるから、知らなかった視点がひらけるから、共感できて腑に落ちるところが大いにあるから、です。ものすごく充実した内容です。


(小栗明子)


今朝の中日新聞に、県立高校の制服の男女区別をなくする記事が載っていました。だんだん、進んできているジェンダーフリーです。

この記事をみてコスタリカの本(下の写真です)を思い出しました。表紙に、スカートやスラックスをはいた女子学生の写真がのっているのです。さすが教育立国コスタリカ。

コスタリカ憲法は平和主義。日本と同じく軍隊を持たない国です。

この本が出たのは2004年ですが、141ページに以下のように、あります

****

...そうやって進化を遂げてきた現在の(教育)カリキュラムでは、四つのテーマが重要視されている。それらは、「環境」、「民主主義・平和・人権」、「健康と栄養」、そして「性」だ。

****

日本も、かく、ありたいです!!


(小栗明子 絵と文)



http://www.jsog.or.jp/modules/news_m/index.php?content_id=724 上の絵をクリックして下さい。

日本産科婦人科学会は、HPVワクチンの接種を促進すべきと考えています。もちろん私(小栗)もです。

令和2年1月21日づけで、日本産科婦人科学会は「HPVワクチンに関する要望書」を厚生労働省へ提出しました。


子宮頸がんは近年めだって若い世代に増加しています。たいへん、ゆゆしき大問題です。


上のグラフは、国立がん研究センター がん情報サービスのサイトから得た統計資料をグラフ化したものです。以前は年齢が上がるにつれ罹患率が増加していました。ところが現代は違います。子宮頸がんにかかるひとは20代から増え始めピークは30歳代です。いまや若い世代のかかる がん として認識すべきなのです。

 *子宮頸がんの原因;HPV(ヒトパピローマウイルス) 

子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)が子宮頚部に感染することにより、発症します。 HPVは性交により感染するウイルスのひとつです。100種類以上の型(type)があり、悪性度の高い型とそうでない型があります。 悪性度の高い型のHPVが子宮頚部に定着した場合に、がんを発症することがあるのです。 

 ウイルス感染予防手段としてHPVワクチンがあり、これは定期接種ワクチンのひとつです。定期接種ワクチンとは、重要性が高いため「予防接種法」という法律に書かれているワクチンです。重要である、と国が定めているのです。

さらに、早期発見のために子宮がん検診があります。どちらも大切です!

(小栗明子 絵と文)

 中高齢向けの筋トレサイトをみていたら、「あなたにオススメ」ということで
”かわいい子のバッグの中身をのぞき見”というサイトが隅っこに出てきました。
?初老の私にこんなオススメがくるとは。まあ、見てみることに。
...三人の若い女性がちいさなバッグを持っていて、共通して小さい月経用ナプキンがはいっている。小さいナプキンだ、というところを強調したいらしい。
あ、よくみるとこれはナプキン会社のPRだったわ。

中高齢になると、ナプキンは要らなくなるけど老眼鏡やらなにやらで荷物が増える。小さいバッグには収まらない。

そういえば、低用量ピルユーザーは月経ナプキンを持ちあるく必要が、ほとんどない。出血をコントロールできるから。
過多月経や月経痛治療のため黄体ホルモン製剤を使っている人も、そう。
ナプキンをあまり買わなくて済むようになったと皆が言う。そうでしょうそうでしょう。



暑い日が続きます。30何度とは...、5月と思えません。
それでも、加齢により私の手肌は乾燥します。診察中は、ひんぱんに手洗いをするし、アルコール消毒をするので余計に乾燥します。ハンドクリームは夏場でも欠かせないのです。

チューブ型のクリームを使うことが多いですが、最後のほう、さんざんしぼっても出てこない。そうなるとチューブをすぱんと横に切ります。写真のように、結構な量が残っていてまだまだ使えます。母が昔からこうして使っていたので私もまねをしているのです。チューブに残っている量をみて驚くスタッフもいました。
歯磨きでも同じように、もう無いかな?と思ってチューブを切ってみるとタップリ残っています。

切ったチューブの、しっぽのほうを蓋がわりに着せます。でも早めに使わないと、やっぱりなかみが乾燥して固くなってしまいます。