http://www.jsog.or.jp/modules/news_m/index.php?content_id=724 上の絵をクリックして下さい。
日本産科婦人科学会は、HPVワクチンの接種を促進すべきと考えています。もちろん私(小栗)もです。
令和2年1月21日づけで、日本産科婦人科学会は「HPVワクチンに関する要望書」を厚生労働省へ提出しました。
子宮頸がんは近年めだって若い世代に増加しています。たいへん、ゆゆしき大問題です。
上のグラフは、国立がん研究センター がん情報サービスのサイトから得た統計資料をグラフ化したものです。以前は年齢が上がるにつれ罹患率が増加していました。ところが現代は違います。子宮頸がんにかかるひとは20代から増え始めピークは30歳代です。いまや若い世代のかかる がん として認識すべきなのです。
*子宮頸がんの原因;HPV(ヒトパピローマウイルス)
子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)が子宮頚部に感染することにより、発症します。 HPVは性交により感染するウイルスのひとつです。100種類以上の型(type)があり、悪性度の高い型とそうでない型があります。 悪性度の高い型のHPVが子宮頚部に定着した場合に、がんを発症することがあるのです。
ウイルス感染予防手段としてHPVワクチンがあり、これは定期接種ワクチンのひとつです。定期接種ワクチンとは、重要性が高いため「予防接種法」という法律に書かれているワクチンです。重要である、と国が定めているのです。
さらに、早期発見のために子宮がん検診があります。どちらも大切です!
(小栗明子 絵と文)
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